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ランダムに書いていく。

俺は誰なんだろう

はじめに

しくじり先生」のタイムマシーン3号が先生として出ている回を見た。面白いなぁと思いながら見てたんだけど、結構個人的に刺さる部分があったのでその気持ちを書いてみようと思う。

どんな回だったか

ざっくりいうと、タイムマシーン3号はお客さんを大事にし過ぎて自分たちが何なのかわからなくなったというしくじり。 お客さんの評判を上げるには面白いネタというよりは、嫌われないことが大事らしい。たとえば、マイクのところに走っていくとか、最後にお辞儀をちゃんとするとか、そういうネタとは関係ないところもお客さんは見ているらしい。タイムマシーン3号が何度も優勝していたオンバトは、観覧しているお客さんが投票するシステムなので、お客さんを大事にしていたタイムマシーン3号は強かった。 だが、オンバトに優勝した時の映像を後輩芸人や彼女を呼んで見ているときに、テレビに映っている自分たちを見ても全然面白いと思えないことに気がつく。彼女は笑っているが、自分たちを含めた芸人たちは全然笑っていない。 最終的に自分たちは何を面白いと思っていたのか、自分たちは何者なのかがわからなくなってしまう。

この記事のタイトルの「俺は誰なんだろう」は、動画内のめちゃくちゃ面白かったところから引っ張っているが、文章で説明すると面白くならない未来しか見えないので気になる人は動画を見よう。

刺さったこと

面白いなぁと思いながら笑って見てたんだけど、途中からあれ?これ結構自分にも当てはまってね?となり、動画を見終わった後にはタイムマシーン3号はオレなんだッ!オレだ!という気持ちになってしんみりしてしまった。

動画の中で「お客さんにウケてるね」は危険信号と言われていた。お客さんにはウケてるけど、自分は面白くなかったという意味がある。 昨日、社内の勉強会で発表をした後「安定感がある」「発表資料が見やすい」という感想をもらったのと重ねてしまった。もちろん嬉しいし言ってくれた相手も素直に褒めてくれているとは思う。今回の勉強会はいろんな部署の人がいるしみんなにわかりやすいような資料、発表にしようと思ってたので期待通りの結果でもある。 でも、こういう感想以外ももらえるようになりたいなと思っている自分がいた。今回の発表が悪かったというよりは、次は別のやり方でもやってみたいなという気持ち。

芸人になりたいわけではないけど、何ていうかもっとホームランを打ってみたい気持ちがある。自分は割と器用で大体卒なくこなせるタイプ。コツコツとヒットを積み重ねていくスタイルでこれまでやってきたのかなと思う。それはそれで偉いと思うんだけど、もっとホームランを打つ練習もしたいなと思った。 勉強会の発表で言うと、ポケモンGOが流行ったときに自動操作で完璧にボールを投げることができるという技術ネタが同業者のエンジニアにめちゃくちゃウケた記憶がある。4年くらい前の新卒1, 2年目の時だった気がする。やっぱりその時は、純粋に技術で面白いことするぞ!という気持ちでやってたんじゃないかなと思う。

動画にもあったように初心を思い出してやっていきたいなと思った。

おわりに

なんだかんだ3日連続で記事を書いている。外出自粛で暇なだけかもしれない。